落ちたものはしょうがない

村瀬歩さんに担降りしたオタクの雑記

『真剣乱舞祭2022』福岡公演 6/4ソワレ 配信覚書

急に?

という感じですが、書く場所がここしかないのでここに書いておきます。

なお福井5/8マチネ、大阪5/18ソワレ、宮城5/25ソワレも配信にて見ました。しょせん現地に行けない茶の間の感想です・・・(卑屈)。

もうコロナいいんですかね?どうなんですかね?と、私は問いたい。世間に、会社に、同僚に・・・(同調圧力)(相互監視)

とか言って、一番気にして他人にも厳しく言っていた人が「今年はフェスに行く~^^」と言っていたので、もういいんだろうなと思います。笑う。じゃあ私もフェス行くわw

 

 

 

演劇パート・祭パート・MCは割愛。

とは言え演劇パートは今回めっちゃ好きで、心覚が好きなのもありますが水心子がとにかく良い・・・。沼りかけて困ってます。演技、歌、ダンス、あと何?顔か・・・?全肯定レベルでぶっ刺さりました。困る。困るよ。これ以上推しも自担も*1増やせないよー。


セトリ

1.Free Style(鶴丸・松井・豊前・日向・浦島・ソハヤ)

はあ可愛い・・・。MVを思い出してにやけてしまう。あんなんA・RA・SHIじゃん!www *2 いや、アイナナのリスポ・・・?

 

2.揺ら揺らら(鶴丸・松井・豊前・日向・浦島・蜂須賀)

椿屋四重奏だ・・・(違う)
蜂須賀in嬉しかったな。歌もダンスも得意ではないんだけどこういう曲調が似合うのって、蜂須賀のキャラクター性(ラグジュアリー感というか)だけでなく、幕末で加州に(笑)揉まれた片鱗が見られて努力と根性・・・!と思う。あとハートの強さね。自分がメンタル雑魚なので、ハートの強い人を見ると安心します(笑)

なんかふと、さゆの卒コン『赤いフリージア』の光景を思い出してしまった。ライブ後に愛理に「声出てましたよ」って褒められたやつw

歌でキャリア積む人ではないんだろうけども、菅井先生のボイトレ受けませんか?って割と本気で思う。テレ東の企画とかでやりません?

ミュ蜂須賀を見ていると、さゆもそうだしあやちょとかゆかにゃとかあーりーを思い出すんだよなあ。

あと浦島のリズム感ね・・・。16ビート刻むのはハロプロ適性が高すぎる。

 

3.断然、君に恋してる!(小狐丸・今剣・長曽祢・蜻蛉切・明石・南泉・肥前

今回のらぶフェス、今剣がめちゃくちゃ頼もしい。小狐丸も。三条二振りのキャラクターの安定感と安心感が好きです。

あと、実は明石もキャラブレしないなと思う。それは演じる人の演技がブレないという意味なので、ゲームのキャラクターと同じかというとそうではないんだけど(それはみんなそう)。

蜻蛉切はこの曲だとちょっと苦手な感じだった。ごめんなさい。

南泉と肥前はシンメとして出来上がり過ぎているな・・・。

 

4.お前が知っている(和泉守・大包平・山姥切国広・小竜・南泉・肥前

江水メンバー揃って嬉しい。それにしてもガラ悪いなーwww

みんな他所に混ざってもドヤ顔で「和泉守に育てられました」ってラベル貼ったまま出てくるのが可愛い。

 

5.焔(豊前・桑名・水心子・清麿・大典太・ソハヤ・五月雨・村雲)

心覚組も揃ったの嬉しい。

この八振りのバランスが好き。ユニゾンのまとまりがめちゃくちゃ良いなと思っていて、これまでのアルバムの中で一番聴くかもしれない・・・というぐらい既に聴いてる。

 

6.BE IN SIGHT(小狐丸・今剣・清麿・五月雨・大包平・南泉)

この「片割れ/相棒/形容不可・・・の存在を匂わせる男士」選出、好き。

大包平と南泉は「和泉守育ち江水卒」の看板、このメンツ、この曲であっても全然下ろさなくて笑ってしまう・・・w

ここで際立つのが小狐丸と今剣の“引っ張られなさ”なんだけど、清麿もマイペースでとても良い。どうかそのまま上品に歌い続けて欲しい。

 

7.約束の空(蜻蛉切鶴丸・明石・大典太・水心子・肥前

この選出も大好きー。村正out大典太inなんだけど、低音が増えたせいか村正のコーラスがめちゃくちゃ聞こえてそれはそれで良き。

水心子と肥前のキッチリ仕事こなす感、最高・・・。私はキメるところちゃんとキメたり、メリハリあるのが好きなので。

鶴丸、元々上手いけどさらに上手くなってる。高音が出たら完璧じゃないですか?

 

8.未だ視ぬ世界(大典太・ソハヤ)

デュエットの中でも好きな曲きた~!

この二振りの声のユニゾンもバランスが良くて聴きやすい。

この回は後半に土方組の『TimeLine』とかいう爆弾があるんだけど、ユニゾンの聴きやすさは一、二を争う気がする。

 

9.風の先へ(蜻蛉切豊前

豊前の運動量エグいなw

 

10.Brand New Sky(大和守・長曽祢・和泉守・堀川・今剣・桑名・松井・村雲)

これ聴くたびに「何で刀がボール追いかけてるんだろう・・・?」と思うw

そして急に何かに乗り出すしwww 移動キツいもんね・・・と思ったけど、普通に飛び道具好きなので毎回楽しく見てる。

 

11.Scarlet Lips(大和守・蜂須賀・長曽祢・和泉守・堀川・蜻蛉切

出たーwww

刀ミュの幕末における特殊技能だと思いますよ、ジャズとかラテンとかそういうの・・・w (膝丸は?)

つまり、天保江戸の二振りも肥前も歌ったほうがいいということです。浦島はもうノルマ終わったけどもう一回歌ってもええんやで。*3

あと、ここのMC好きw この回の蜂須賀スイーツはデンプンでした。デンプンって何だよw

 

12.TimeLine(和泉守・堀川)

で、出たーwwwwww

『美しい悲劇』ガチャからのこれはエグくないですか・・・。

土方組でこの歌詞は刺さり過ぎて辛いやつ。エモとエモの頂上決戦。プロ本差とプロ脇差のユニゾンの相性ヤバくて震えた。ピッチもブレスも合わせてくるんだもんなー。

デュエットじゃなくても、この二振りって曲のワンフレーズだけ一緒に歌うときもバッチリ合う。本当に揃いの大小・・・。

二振りとも柔らかな声なんだけど、和泉守のほうがちょっと湿っぽい声質で、堀川はカラッとしてるのが分かる。だからハモリがさらに絶品になってるんだな~。

 

13.Mirage(小狐丸)

そういうことする!?って叫んだ。

 

14.Blue Light(浦島)

そういうことする!?!?!?

円盤にこれを収録してくれるなら言い値で買うので、何卒・・・。

原曲よりキー上げてる・・・リズム感が良い・・・イ音?が弱くてかわいい・・・。延々と誉め言葉しか出てこないので、だからもうこれ以上推しも自担も増やせないんですって・・・!と抗うしかない。

16ビート刻めるのはハロプロ*4なので、浦島をアップフロントにください・・・。

 

15.革命前夜(豊前・桑名・水心子・清麿・大典太・ソハヤ・五月雨・村雲)

これ本当にかっこいいんだよな・・・。イントロが天才。演出も照明も好き・・・。振り付けも好き。水心子のステップ本当に好き。

この曲を聴くと、心覚組の特殊性というか、他の公演とキャスティングの価値観の違いを感じるんだけど気のせいかな。

そしてぶった切る清麿マジで好きなので、どうかどうか、君はそのまま育ってくれ・・・。

 

16.Tears(山姥切国広)

っょっょ・・・。

歌の上手さ・声の太さ・声の伸び・心の強さ(?)、圧倒されるしかない。

鶴丸が出てきたときとはまた違ったセンセーショナルさがある。

そういえば前説で鶴丸と山姥切国広が古株で以前同じ部隊で出陣したことがあるらしいことを匂わせてたけど、この二振りが揃う本公演なんて可能性を考えるだけでも恐ろしいよ・・・。*5

でも、どうせなら三日月も髭切も村正も堀川も突っ込んでVo.力団みたいな部隊にして欲しい(笑)

この人もいつかグランドミュージカルに出るんだろうなあ。喉を潰さないかだけが心配なので、金かけてケアしてください・・・。

ってか最後の、月を眺めるライトw 山姥切国広って何かを匂わせないといけないノルマでもあるの?w

 

17.mistake

親の顔より聴いたけど全く飽きが来ない曲。

つい宮城のとき加州がセンターに立った画のハマり方を思い出してしまうけど、mistakeはいつでも誰がやっても最高点を叩き出せる曲なんだよなあ・・・。

天保江戸の背中合わせ(初めて見た。徐々に距離詰めてないかこの二振りというか水心子w)、肥前の例のアレ*6が好き。

 

18.To the North(榎本武揚

いやもう本当に好きw

 

19.えおえおあ

マルチアングルください。同時発生し過ぎ問題。

刀ミュくん、知ってる?人間には目って二つしかついてないし、一つの方向しか見れないんだよ・・・?

 

20.ETERNAL FLAME

最高。マジでいい曲。いい演出。心覚の曲マジで良すぎる。

 

21.漢道(榎本武揚平将門

こんなに「もう迷わない」当番がワケ分かんないことある?w

 

22.獣

祭には獣がないとね・・・。
こうして第三形態衣装カタログみたいになると、水心子の衣装がマジで最高だなあと分かる。
今剣のポイも凄いし、それを揃って眺める虎徹三兄弟も好きだなー。

 

23.問わず語り

マジで好きな曲・・・自分の葬式で流して欲しい・・・。
2番のサビで男士が全振り膝をつくところが最高。
あとやっぱり、アウトロの・・・水心子と清麿のハモリだよね・・・。

 

24.刀剣乱舞

やっぱりこれ。
今剣の編成台詞がいつ見ても聞いても素晴らしい。

 

 

 

らぶフェスを毎週のように浴びて日々最高なんですが、7月の情緒が今から心配です。8月の双騎まで公演が無いなんて・・・。

きっと江水のアーカイブ配信が始まるんだって信じてるので、ほんとに頼みます。

6月は、あとは大千秋楽の配信だけ見ようと思ってはいます。思っているだけで普通に買う気がする。堀川のソロがまだ来ていないので、広島か千葉なのか分かりませんが(東京は鶴丸ソロのような気がする)・・・来たら買うしかないですね。

頑張って働くぞ~。



*1:相変わらず村瀬さんが自担です。ブログを2年も書いていない間にも出演作を見たりラジオを聞いたりゲーム配信を見たりしていました。ていうか村瀬さんがTwitterを始めたのびっくりししたし違う意味でもびっくりした(笑)

*2:嵐はデビューお披露目でクルーザーに乗っただけで『A・RA・SHI』のMVで乗った訳ではない。ってか『Free Style』のMV、冒頭の黒地にタイトルがヌキで背景見える編集www めちゃくちゃ同時代性を感じてディレクターと年齢近そうだなーって一人爆笑した。最近のリバイバルブームともちょっと違くない?ド真っ直ぐにダサい感じが90年代後半〜の、あの感じ・・・

*3:と、思っていたら・・・

*4:暴論

*5:チケット倍率的な意味でも

*6:このらぶフェスで一体何人の審神者を沼落ちさせる気なのか・・・。波に乗ってる人のオーラって凄いな・・・と思う

『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』を観た

 

7月、なんだかんだ少しずつ見たアニメの感想を。

 

要点を押さえた裏切らない面白さ

2013年放送だったので、放送から7年経つようです、マジェプリ。

・・・えー!!!

リアタイで見ていたということもあり、改めて経過年数を思い知らされると動揺と驚愕に打ち震えましたが、見始めたらやっぱり面白くてつるっと劇場版まで完走していました。本当に面白い・・・。

わたしは二次元でも三次元でも「赤のセンター」が大好きでして、マジェプリのセンター/0番*1ことイズルも赤のセンターではあるんですが、ギラギラしがちな赤のセンターとしては意外な、ゆるふわ末っ子タイプなんですよねえ。ぽやぽやしている。イズルのそういうキャラクターが、マジェプリ特有の抜け感というか会話のテンポ感を作り出していてとても好きです。

締まらない、決まらない。シリアスでなくシリアル。

遺伝子操作で作り出された戦闘に特化した人間・・・とかいう激重な設定がパーソナリティに作用されていない。奇跡のレッド、それがヒタチ・イズル・・・!!

「お兄ちゃん」という単語に何度ずっこけたかわかりません。いやも〜好きでしょ、好きになっちゃうでしょ!笑 ケイは苦労しそうだけど、劇場版の爆笑蘇生シーンを見てナイスカップルだなと思いました。がんばれお嬢。

チームラビッツ5人のぽやぽやながらもなんかできちゃう感じ、ニチアサのスーパー戦隊のようですよね。実際とても意識したキャラ作りをされていると思いますし・・・カレーが好きなイエローとか(笑)いやゴールドなんですが。

脚本どなただろう~と思ったら、吉田玲子さんがシリーズ構成をご担当されていらっしゃいました。わ~~~お世話になっております~~~!!!*2

お約束を裏切らない、奇をてらわないストーリーに安心感があり、そこがつるっと完走できた由縁であるようにも思いました(とは言え世界観や軍事・兵器の詳細な作り込みがあってこその王道で、そのぶんキャラクターで遊んでいる感じが最高に好きです・・・)。

そして戦闘シーンは当時もびっくりしたんですけど、今見てもびっくりしますね・・・かっこよすぎる・・・

劇場版のブルーワンが空中で歩くシーン、あまりにもかっこよすぎませんか・・・?あれ見てブルーワンの女になった・・・

 

ロボアニメで成仏したいオタクは『マジェプリ』を見てくれ

劇場版と言えば。

わたし、一度目に見たとき思わず泣いてしまったんですよね。二度目はさすがに泣かなかったものの、やっぱりウルっと来てしまいました・・・

何でって、レッドファイブ・プラスに思わずインパルスの幻覚を見てしまい・・・いやほんとに幻覚なんですが・・・なんかその瞬間、ブワーっと涙が出て自分の中の亡霊が成仏したんですよ・・・

そうなんです、わたしの「赤のセンター」好きの原体験は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のシン・アスカなんです。

後にも先にもシン・アスカ以上に狂ったキャラクターはいないのではないかというぐらいのめり込み、毎週の放送やアニメ誌のランキングに一喜一憂し、ネットでの評判に落ち込み、すがるようにラジ種を聴き、一年かけてじっくりがっつり無力感に苛まれた経験となりました。

まあ、推しがネット上であまりにもいじられまくっているのでオタクとしてはだいぶ早めに打たれ強くなりましたし*3、その後何度もリマスター・コミックス・小説なんかで色々フォローがあったので(というか何て言ったらいいのか分からないけども公式のファンサだ~やさしいな~と思っていますほんとに・・・やさしい・・・)、感謝こそすれ恨みつらみが募っているわけでもないんですけど、でもやっぱり、苦しい気持ちにはなっていたので・・・

そんなモヤモヤが、「ガンダムエヴァでないロボットアニメを」という意気込みで企画されたマジェプリに救われたんです。

つまりマジェプリ、救済の物語なんですよね、わたしにとって。

キャラデザが同じ平井久司さんだったからってのは単純な気もしますが、それもあるし、あとはマジェプリが今までのロボアニメをリスペクトしていることが大きいようにも思います。すごいえらそうなことを書いているな・・・すみません・・・

だから、ロボアニメで消化しがたい怨念じみたものを抱えている方が『マジェプリ』を見て、成仏してくれたらいいなーと願っています。

 

チームドーベルマンダチョウ倶楽部だった

村瀬担としては言及しないわけにはいかないんですが、チームドーベルマン

ロボアニメの気持ちいいところを詰め込んだ傑作選のようなマジェプリ、やはり犠牲についても王道を押さえています。*4

でも決して一筋縄ではいきません。

チームドーベルマン、登場してからありとあらゆるフラグを立てまくります。お約束に次ぐお約束、天丼。しむらー!!うしろうしろ!!ていうか逆にフラグを折りまくっているのでは・・・?

そう油断したところで来るんですよね・・・

これはもう「押すな押すな」がフリになっているダチョウ倶楽部です。なるほど。チームドーベルマンダチョウ倶楽部だった・・・?(違う)

あと今回びっくりしたんですが、パトリックってこんな死に方だったっけ・・・?案外忘れていたので、呆然としてしまいました・・・てっきりランディと同じような感じだったかと・・・これはつらい記憶を上書きしていただけなのだろうか・・・

タマキがおいしそうに塩辛を食べているのを見ながらハナをすすったよね。

 

 

 

改めて見たマジェプリは、改めて見ても最高に面白かったです。

そのうち劇場版のブルーレイ買いたいなあ。25話が見たい。*5

あと昆夏美さんの歌がマジで好きだなと思い出したので、こちらもダウンロードしようと思います。*6

個人的に2013年頃って自分比で割とアニメを見ていた時期なんですが、その記憶のほとんどがロボアニメなんですよね。これはいかに?と思ったらガルガンティアとヴァルヴレイヴも同年放送なんですよ。ヴヴヴは途中リタイアしちゃったけど・・・そして同期(?)だと思っていたアルゼロは翌年からでした。記憶修正できて良かった。

なんだかその頃の思い出もよみがってきて、たいそうエモい視聴体験になりました。

2期あるかなあ?パチンコになったし、可能性はまだありますよね。末永くお待ちしております!

 

*1:ステージ上のポジション。0番は中心の立ち位置なので、つまりセンターです

*2:おジャ魔女からなのでお世話になっているどころでなくお世話になっておりますね・・・

*3:真壁一騎は飛鳥真じゃねえ(笑)

*4:※犠牲を肯定するものではありません

*5:TVシリーズでは端役の斉藤壮馬さんがメインキャラクターを射止めているの、最高じゃないスか?

*6:昆さん、ミュージカル畑の方とは知らず山崎育三郎さんとMステで『美女と野獣』のデュエットをされているのを見て驚いた記憶があります。あのMステもう一度見たいな・・・すごい素敵で・・・録画してなかったのが一生の不覚・・・。あとイズル役の相葉裕樹さん、当時はトップコート所属でしたが、今は井上芳雄さんと同じグランアーツ所属なんですよ。こうしてみるとマジェプリってかなり東宝マターなプロジェクトですね・・・笑

『ガイコツ書店員 本田さん』を観た

 

さいきん気温と湿気に参って集中力が低下しています。

30分のアニメすら一時停止している始末。本もあんまり読めてないです。漫画1冊に二日かけて読んでるからね、今・・・

そんなバテまくっている季節に救世主あらわる。

 

その名も『ガイコツ書店員 本田さん』です。

 

リアタイでも視聴していましたが、いつの間にかdアニの見放題に入っていた(復活した?)ので少しずつ見ました。

1話あたり10分。

すごく・・・やさしい・・・・・・

集中力がほぼゼロに等しくなっている人間にとって、これほどありがたいアニメがあろうか。とっても楽しく視聴しました。

 

本屋さんが好きだという気持ちが高まる

『ガイコツ書店員 本田さん』の勤める書店は、コミック担当だけで社員が何人もいるような大型書店です。

わたしも学生時代に書店でバイトをしたことがあるので、共感しつつ笑いつつ、いや~~~都内の大型書店えげつね~な~~~と羨望を覚えました。

いいな・・・忙しいって・・・棚がスカスカになるほど売れるって・・・

僻んでどうする、という話です。それにしても、大変だろうけど楽しそうな職場だなあと思いました。

本田さんのcvは斉藤壮馬さんなのですが、ありとあらゆる声音を使い分けたコミカルな演技が素晴らしかったです。ツッコミが本当に上手い・・・他にもツッコミ役でギャグアニメに出ていらっしゃったりするのかな?もしあれば、ぜひ見てみたいです。

そして村瀬さんと増田俊樹さんの猛烈な兼ね役っぷりもまた、素晴らしかったですね・・・(笑)

村瀬さんのメインは「担当さん」だと思うのですが、情のないキュートボイスというニューフロンティアを開拓しています。いやもう、村瀬さんってキュートボイスの引き出しどんだけあるんです・・・?姫宮桃李くんのようなわがまま子猫ちゃんタイプでもない、あの担当さんは無邪気なSタイプ。こわいな。

あと伊藤静さんのオキツネ先輩と喜多村英梨さんのホウタイさんが二人並ぶと強かった。強い。そこにカミブクロさんの三瓶由布子さんがいい味を加えて・・・

 

面白かったな・・・・・・(余韻)

 

なんだか「本屋が好きだ!本屋に行くぞ!」という気持ちが高まって、今日は本屋さんに行ってきてしまいました。

 

こういうお仕事モノのアニメは、たまに見ると癒されますね。*1SHIROBAKO』も大好きで、ときどき見返しています。

無理しすぎないでボチボチ頑張っていくか~という気持ちにさせてくれる、そんな作品でした。

 

*1:見すぎると逆に自分の不甲斐なさに落ちこむので、たまに見るぐらいがいい。厄介かよ

『青の祓魔師 京都不浄王篇』を観た

 

・・・伽樓羅ってcv.村瀬さんだったの!?

 

思いがけない推しとの遭遇に大興奮しました。

そんなこんなでアニメ『青の祓魔師 京都不浄王篇』を観た記録がわりのエントリです。

 

原作が24巻まで無料だったのでカムバックしたオタク

ジャンプのアプリで「原作24巻まで無料キャンペーン」という最高の企画をぶち上げており、イルミナティ編完結以降チェックできていなかった部分を一気に読むことができました。

過去編とっっっても面白かったです。

奥村兄弟の出生の秘密や「青い夜」の経緯といった、これまで明かされてこなかったエピソードが丁寧に描かれており、加藤和恵先生の根気と迫力に圧倒されます。リアルタイムでこの物語を追いかける体験をできなかったことが悔やまれ、これは何としても25巻を買わねばならぬと固く決意しました。なお本日9日に発売され、無事に購入して読むことができました。最高です。私と同じように途中で読むのを止めてしまったな~という方には是非カムバックして欲しいですし、今から読み始める方は25巻まで一気読みできるので羨ましいです。

で、24巻まで無料で読ませてもらったのだから何かしたいなあと思い立ち、dアニでアニメ版を見ることにしたんです。*1

アニメは1期・2期ともに未視聴だったのですが、とりあえず大好きな京都・不浄王篇の方から見てもいいかなあと、こちらから見ました。

私は京都編の何が好きってそこはやっぱり蝮と柔造のアレコレなんですが・・・(このトキメキには抗えない・・・)むしろ京都編ってこのための壮大なフリだったのでは?

 

☆突然の推し────!!

見始めて、映画かな?と思うほどの作画クオリティと声優陣の豪華さに感動し、しかも劇伴が澤野弘之さんと来て今年何十回目かの「どうしてもっと早く観ていなかった???」を自分自身に問いかけることになりました。あとOPがUVERworld。この布陣でMBS土6育ちに効かないわけがないでしょう・・・

そして何気に4・5・10話の脚本を担当されている渡辺雄介さんがジャニオタとして親の顔並に拝んでいる方なので、実家のような安心感がありました。ますます頭が上がらないのですが・・・!!*2

そして6話・・・・・・

 

「我は伽樓羅という名で、明王陀羅尼の座主に仕えし者」

 

 

 

 

 

 村瀬さんだーーーーーーー!!!?!????

 

 

 

 

 

全くノーガードのところから右ストレートです。KO。

人外の村瀬さん、好きなんだよなあ・・・情のない低音、好きなんだよなあ・・・と頭を抱えました。思ってもみなかった自担との遭遇に、びっくりしすぎて一時停止。そして10秒戻って「我は・・・」を聞き返し、また一時停止して死ぬ。我ながら気持ち悪い。

声がいいんだよな~~~~~~!!!

かっこいいんだよな~~~~~!!!

まさか青エクにも出演されていたなんて・・・と、ひとしきり噛みしめた後は無事に続きを再生できましたが、今後こういうことが起きると心臓に悪いので、全話見終わってからウィキペディアの出演作一覧をめちゃくちゃ読みました。で、読んでびっくりしたんですけどマジェプリのパトリックも村瀬さんだったんですね・・・マジ???見返そ・・・

 

イルミナティ編のアニメ化待ってます

6話で背後から刺されたような衝撃はありましたが(つい村瀬さんに気を取られたけど藤堂三郎太が若返るとcv.諏訪部さんにチェンジするのちょっと面白かった・・・)、無事に12話で蝮と柔造のアレを拝むことができて満足でした。

脚本や演出、作画、演者さんの演技も全てが素晴らしくて、大好きなアニメの一つになりました。

私、青エクの推しキャラは断然クロなんですが、も~~~かわいいのなんの~~~!!!動いて喋って鳴いてる~~~!!!と大興奮しました。高垣彩陽さん、ありがとうございます・・・好きです・・・・・・クロの晴れ姿を見るために1期も元気いっぱい視聴し始めました。幼き頃の諸星すみれさんの演技が既に素晴らしくて、1話からハワハワ言って終わりました。

ちなみに、原作特装版の19巻に拾参話、20巻に拾肆話が同梱されていたと知り、しかも円盤には収録されていないので打ちひしがれています。こうしてリアルタイムで追えないスティグマがますます強化されていく・・・哀れなアクマに魂の救済を・・・*3

 

ということで、イルミナティ編のアニメ化も末永くお待ちしております。

 

*1:配信サイトでの再生は制作サイドに多少なりとも利益が入るらしいので・・・

*2:未満警察たのしみにしてます

*3:エクソシスト違い

『さらざんまい』を観た

 

ひさびさに『さらざんまい』を見返しました。

リアルタイムで視聴して以来なので、約一年ぶりです。ちょうど今の時期に放送していたんだよなあと思うと、時の流れの早さを感じて焦りますね・・・。な、何もしていない。

そして昨年の今ごろと言えば、東京ソラマチで開催されていた幾原邦彦展」に足を運んでいました。たぶん4月末ぐらいに行ったような気もしますが、懐かしいな~と思い出します。ちょっと肌寒い日だったなあ。手元のパンフレットを眺めながら、ほんと開催が去年で良かった・・・としみじみしてしまいました。

 

そもそもイクニ作品とのファースト・コンタクト

幾原邦彦監督のお名前を覚えたのは、輪るピングドラムでした。

リアルタイムでは見ていなかったのですが、終盤ごろに「すごいアニメだ」とtwitterがざわついているのにようやく気がついて一気見した記憶があります。かの有名な『少女革命ウテナ』さえ観ていなかった私にとって、イクニ作品はカルチャーショックでした・・・星野リリィさんのキャラクターデザインもキラキラしていて、音楽も素晴らしくて。当時は二次元オタクを卒業しかけていたんですが、『輪るピングドラム』は何もかもが新鮮で、アニメってすげ~~~!!!と思ったのを覚えています。

それから幾原さんがセーラームーンに参加されていたことなどを知り、なるほどどうりで好きだと悟りました。

ウテナを見て、リアルタイムで『ユリ熊嵐』を見て。この『さらざんまい』です。

 

2周目は物語により深く没入できた

今回、改めて良いアニメだな~と惚れ惚れしました。

実質2周目の視聴となったわけですが、1周目よりもストーリーラインが頭に入ってきたように感じます。

「欲望」か「愛」か、というテーマが反復されながら物語の核心に迫っていく。つながりたいから「欲望」をあきらめるのでもなく、「愛」のためにつながらないのでもない。

はじまってしまった以上は関係大アリなんだから全部あきらめない!という一稀の強欲と、つながりを保とうとする燕太の執着と、つながりを守るためなら犠牲も厭わない悠の献身。そのつながりは「欲望」か「愛」か?なんて二元論を突き詰めれば喪失や絶望を生みますが、結局すべての動機って「欲望」ですよね。じゃあ「愛」って何だ?本当のつながりって何だ?・・・という物語だったのだと思いました。

とは言え、私はイクニ作品を観ても「わかったような、全くわからないような・・・」という感覚なんですけれど・・・でも、それが痛気持ちいい。わかったつもりになると痛い目見そうなヒリヒリ感と煙に巻かれる雰囲気の作品が好きなんですよね。厨二なので(笑)

あと、ビックリしたのが一稀の声が意外と低かったこと!

思い出補正?がかかっていたのか、もっとハイトーンな少年ボイスだった気がしていました。でも実際は、村瀬さんにしては低めな音域だったんですよね。幼少期~サラの女装まで声色のバリエーションが多かったので、つい先入観と女装の印象に引っ張られて「ハイトーンだった」と錯覚したのかもしれません。

そして燕太役の堀江瞬さんと悠役の内山昂輝さん。3人の声のバランスが素晴らしいですよね・・・堀江さんと村瀬さんの音域が似ていて内山さんだけが外れ値なの、11話を見ると「これしかねえ!!」と思います。そう、あの、川の中で天上から降り注ぐ歌ですよ・・・私の葬式でもこれを流してくれ・・・*1

どんな未来が来ようとも、たとえ喪ってしまうかもしれなくても、それでも、今この瞬間のつながりをあきらめない。手放さない。

尊い・・・・・・

お前らがゴールデン・トリオだ!!!と希望いっぱいの大団円に胸が熱くなりました。

 

魔法少女」じゃない変身バンクの発明

幾原さんって、どの作品でも変身バンクを活用されるような印象なんですが(違っていたらすみません)、この『さらざんまい』は大発明じゃないかなと思っています。

少女たちがメイクアップするのに対し、ひんむかれた挙句に尻子玉を抜かれ自身の欲望を晒す羽目になる少年たち。うーん、有罪。

とんだメタモルフォーゼだ・・・と序盤ではおののくわけですが(しかもカパゾンビの尻穴に体ごと突っ込んで尻子玉を抜かなきゃいけないし)(過剰なまでにキュートなキャラデザはこのためだったのか・・・と心底怯える)、物語が展開していくごとにどんどん「これでなければならない」感を増していくんですよね。魔法が使えるのは幾原さんであり内海照子さんのほうだった。すごい。

そしてミュージカル調。突然のWSS*2パロディ。幾原さんの過去作品を彷彿とさせる演出。面白いもの全部盛りのアンソロジーと展開のスピード感とわかりやすさと親切設計とハイクオリティ、回転してない回転ずしのようなアニメでした。

村瀬さんがインタビューで6話に言及されているのを拝見したんですが、確かに6話からギアが切り替わりますよね。

私は当時も今も一稀(というか矢逆兄弟)が好きなので6話は勿論エポックなんですが、6話以降は毎話クライマックスじゃないですか?リアルタイム視聴時は毎週毎週、あまりの引きの強さに生殺し感がハンパなかったです・・・

 

物語の解像度を上げてくれる『さらざんまい』

今回2周目をして強く思ったのが、「あ、たぶん今『ユリ熊嵐』見返したらもっと物語が入ってくるだろうな」ということです。

当時もそう思いつつできていなかったんですが、今度はきちんと『ユリ熊嵐』見て、できればそのままピンドラ見てウテナ見てセラムンR劇場版見て・・・と幾原監督作品を遡っていきたいです。

『さらざんまい』を観たことで、"イクニ作品への理解度"というよりも"物語の解像度"がどんどん上がっているような気がしています。このへんも『さらざんまい』が親切設計だなと思ったゆえんです。断然わかりやすいのにいくらでも深く潜れる気にさせてくれる。

というわけで、次は『ユリ熊嵐』を見返したいと思います。

私はスキをあきらめない・・・!欲望も手放さない・・・!

 

*1:すぐに葬送曲を考える悪い癖

*2:ウェストサイドストーリー